生理前と手湿疹悪化

手湿疹の症状は、女性ホルモンのバランスの変化などにより、悪化するケースもみられます。とくに、生理前になると女性ホルモンの黄体ホルモンの一種であるプロゲステロンの分泌量が多くなることで、月経前緊張症候群(PMS)特有の症状が出る人もいます。

生理が終わったあとは、排卵日までは卵胞ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が安定していることから、生理前後の不快な症状が自然になくなり、体調が良くてお肌の調子も良くなってきます。

生理前になると、頭痛がしたり、怒りっぽくなったり、お肌が荒れるなど、どのような症状が出るかは人それぞれ個人差があります。手湿疹の症状が出ている場合に、女性ホルモンの作用による影響で、一時的に症状が悪化するケースもありますが、手湿疹にかかっているすべての人が、必ずしもそうであるとは限りません。

女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が多い時期には、お肌の調子が安定してきますが、プロエストロゲンの分泌量が多い時期になると、ニキビや手湿疹などのお肌トラブルがある人は、症状が悪化したり、これまでお肌トラブルがない人でも、ニキビや手湿疹ができやすくなる場合もあるようです。

女性の体はとてもデリケートにできていますので、心身の疲労やストレスにより、女性ホルモンの分泌量が急激に変化して、顔のお肌や手に皮膚の症状が出ることもあります。
プロエストロゲンの分泌量が増える頃になると、体温の上昇にともない、体熱がこもりやすくなります。そのため、手湿疹やニキビなどの皮膚の炎症の症状が悪化するものと考えられます。

人によっては、生理前になると急に甘い食べ物を食べたくなる人もいますが、白砂糖は血液を汚す原因にもなり、漢方医学ではこれを「汚血」(おけつ = 悪血) と言った呼び方をします。血の汚れが病気や皮膚の症状の悪化を引き起こす原因となることもありますので、ほどほどにしておきましょう。

「汚血」は、血液の流れが悪くなり、血液ドロドロの状態になるということで、本来は体外に排泄されるべきはずが、体内に残ってしまい、溜まった毒素を排出させようとして、その結果、手湿疹やニキビといったお肌トラブルがあらわれることがあります。
汚血についてチェックする方法として、鏡を見て舌を鼻の近さまで伸ばして、舌の裏側に紫色の太い静脈が確認された場合、「汚血」の可能性が高いと言えるでしょう。
汚血にならないためには、動物性脂肪の多い食事や白砂糖など、血液を汚す食べ物の摂取を極力控えること、血液をキレイな状態に保つためにも野菜中心の食生活を心がけること、便秘の予防・改善をすることです。
手湿疹の症状の悪化を防ぐことはもちろん、健康と美肌作りのためにも、必要なことです。

漢方医学によると、わたしたち人間は、血管から老いや病気が引き起こされると言われています。ふだから顔色がどす黒い人や、生理中の血液の色が黒ずんでいる人は、汚血になっている可能性が高いので、食生活や生活習慣には十分な注意が必要です。

このページの先頭へ

クレジットカード