| 一般血液検査 |
| 採血し、好酸球(白血球の一種)とIgE抗体(ダニなどに対するアレルギー反応を起こす原因物質)の量を調べます。どちらも病状が悪化すると増加します。IgE抗体は、アトピー体質であるかどうかを調べる手がかりにもなります。 |
| アレルゲンテスト |
アレルギー反応の原因となるものをつきとめるために行います。
血液検査と皮膚検査の2種類があります。食物アレルギーが疑われる場合は、さらに「食物除去・誘発試験」を行うこともあります。これは、一定期間、特定の食品をとるのをやめたあと、少量ずつ食べて経過をみます。
- 血液検査
- ダニやハウスダストなどアレルゲンとして考えられるものに反応するIgE抗体の有無を調べます。
- 皮膚検査(プリックテスト、スクラッチテスト)
- プリックテストもスクラッチテストも、検査法はほぼ同じ。アレルゲンと思われる物質のエキスを腕に少量たらして針で肌に小さな傷をつけ、15〜20分ほど経過を観察します。
- 皮膚検査(パッチテスト)
- アレルゲンと思われる物質のエキスをテープで肌に貼り、48〜72時間後に炎症が起こるかどうか検査します。
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| アトピ―性皮膚炎の基本的な治療法 |
アトピ―性皮膚炎は遺伝や体質と深く関わっている病気です。アトピ−性皮膚炎を起こしやすい体質に、アレルゲンや肌への刺激、ストレスなど、さまざまな原因が加わったときに発症します。生まれつきの体質を変えることはむずかしいため、治療の目的は「生活に支障がないレベルまで症状を抑え、その状態を保つこと」です。
治療の柱となるのは、
「かゆみのコントロール」
「皮膚症状の改善」
「症状を悪化させる原因をつきとめ、生活指導をすること」
の3点です。治療の流れは一般的に次のようになります。
- 初診
- 視診、触診、問診をおこない、塗り薬と、必要な場合はかゆみ止めの飲み薬が処方されます。自宅での薬の塗り方やスキンケアについて説明を受けます。
- 約2週間に1度の通院
- 通院して経過を見ながら、塗り薬を弱いものにかえたり、飲み薬をやめたりしていきます。かゆみを止めるためには抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、炎症を抑えるためにはステロイド剤が使われるのが一般的。
- 自宅でのセルフケア
- 症状が治まったら薬をやめ、正しいスキンケアを続けます。スキンケアには、ペパリン類似物質、尿素軟膏、またはオリーブ油やツバキ油、セラミド、ワセリンなどが配合されたものを、医師の指示に従って使うとよいでしょう。また、症状を改善するためには肌を引っ掻くのをやめることも大切。ストレスが原因で本当はかゆくないのに掻いていることもあるので、睡眠を十分にとり、自分が好きなことをしてリラックスできる時間を持ちましょう。⇒寝ている間に引っ掻いてしまう方は、こちらから
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| アトピ―性皮膚炎の特殊な治療法 |
- PUVA療法
- アレルギー反応を起こす細胞を減らすなど、治療に有効な紫外線(この場合UV-A)を患部に照射する紫外線療法のひとつ。紫外線を当てる前に、光に対する感受性を高める薬を塗ったり飲んだりしてから行います。入院して行う場合は週3回、通院で行う場合は週1回程度を目安に、症状がよくなるまで続けます。症状が治まったあとは照射量・回数を減らします。照射量の累積が一定量をこえると皮膚ガンの発生リスクが高まるため、10歳未満の子どもや妊娠中の女性はこの治療を受けられません。
- ナローバンドUVB療法
- PUVA療法と同様に、特定の紫外線を照射する紫外線療法のひとつです。長波長の紫外線(UV-A)を照射するPUVA療法に対して、こちらは311ナノメーターというごく限られた中波長の紫外線を照射するものですが、エネルギーが強いため、光の感受性を高める薬を使用する必要がありません。また、発がん性が低いとされ、子どもや妊娠中の女性でも治療を受けることができます。
- 塩水療法
- 入浴後、手のひらに塩水をつけて、軽くなでるように患部に塗ります。かゆみを抑える補助的な方法として、一定の条件のもとでは効果があることがわかっています。ただし、塩水の濃度については、専門知識のある医師と相談して決める必要があります。
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